これは結論から言うと、トレーニングの基本である3原理・5原則に沿う事が難しいからです。
まずトレーニングの原理・原則について簡単に説明したいと思います。

[3原理]
過負荷の原理・・・トレーニングで効果を出すためには負荷を増やさないといけない(重りを増やす、運動量を上げるなど)
特異性の原理・・・そのエクササイズ特有の効果しか出ない(有酸素運動をしても筋肥大はしない)
可逆性の原理・・・トレーニングをやらないと元に戻る(トレーニングも食事も継続しないと意味がない)

[5原則]
全面性の原則・・・１つの部位だけでなく全身をトレーニングした方が効果が高い
漸進性の原則・・・少しずつ負荷を上げる
反復性の原則・・・継続しないと効果が出ない
個別性の原則・・・一人ひとりの体質や目標にあった最適なトレーニングがある
意識性の原則・・・どこの部位を動かしているのか、何故ここで追い込む必要があるのかを考え意識しながら動く

以上がトレーニングの3原理・5原則です。

トレーニング効果が出るのに時間がかかるのはGTに限らず
パーソナルトレーニングや他のトレーニングでも同じです。
ですが、GTでは基本的に周りと同じ事をみんな同じタイミングで行います。
トレーナー自体も一人ひとりをじっくり見ることが難しく、動きがある程度正確にできていればOKと言う感じになりがちです。
毎回内容が変わるGTの場合は、漸進性・過負荷の両方を設定する事が難しい場合があります。
ただ沢山動き、汗をかいて「やった感」を得る事を繰り返すだけでは身体を変えるのに少し時間がかかるかもしれません。

周りがいるから頑張れる、これはとても素晴らしい事だと思います。

しかし、自分よりも効果が出ている・自分よりも成長スピードが速いなどで
焦りや劣等感を抱き他人と比べがちになりやすいのも注意が必要です。
そこに焦点が当たってしまうと、他人に勝つ事が目的に変わってしまい
怪我やオーバーワークに繋がる恐れがあります。

人には人のペースがあります。
周りに流されず、目的と手段にズレが出ないようにする事が大切です。

GTで知り合った友人と同じ空間で汗を流す事により、まるで部活動の様な青春さを味わう事ができるのは、GTの魅力の１つです。

人間集まれば必ず仲の良いグループができます。
そのコミュニティを作り上げる事ができた人は、とてもラッキーです。
更にあなたのGTライフを後押ししてくれるでしょう。

しかし誰もが皆、他の参加者と仲良くなれるのかといえばそうとは限りません。
上手くコミュニティに入れない方も中にはいます。

そんな人は息苦しさを感じるのではなく、
自分の目標達成に勤しんでください。
そうすると自然とコミュニティができているかもしれません。

これは大いにありえますので是非参考にしてください。